お通夜での仕事
お通夜の日には何をすればいいの?
納棺
お通夜の喪主の家族の仕事にはいろいろありますが、他の方には任せられない仕事がいくつかあります。お通夜の儀式が始まれば、あなたの葬儀担当者が仕切ってくれます。お通夜での進行・会葬者の誘導など、信頼した担当者なら適切にこなしてくれます。
では、喪主家族にしかできない大切な仕事とは何か?それは、「納棺」の仕事です。ご遺体を安置している蒲団から、棺に納めることです。ご(ご遺体が傷みやすい夏場などは、お通夜の前に行うこともあります)
ご遺体の処置から、納棺が終わるまでは、約2時間ほどかかります。(着替え、末期の水、お顔の手入れ、化粧、旅支度一式、納棺)場合によっては、葬儀社の担当者だけで行うこともあります。
しかし、故人との最後の時間を過ごすために、亡くなったことを、改めて自ら認識するためにも、ご遺族の皆さんで時間をとって頂くのがいいでしょう。もし、お孫さんなどの小さい子供が居る時も、一緒にいてください。
ホールなどで葬儀をする場合は、納棺後に先に出棺を行います。お通夜が始まる2時間前には、式場に到着しましょう。そして、式場に到着したら、供花の数、送られた方の名前(芳名)を必ず確認しましょう。(もし間違っていたらすぐに担当者に伝えてください)
宗教者へのご挨拶
次に、ご住職(宗教者)が到着したら、お車代(交通費)とお食事代(お膳代か弁当)を渡しましょう。その場のタイミング、また、地域によっては式が終わってからお渡しする場合もあります。
お車代、お食事代の相場は、地域によって差があると思いますが、おおよそ5,000円多くても10,000円が一般的です。
通夜振る舞い
少し前まで、お通夜が終わったよると言えば「寝ずの番」をしていました。宗教上の理由、地域の習わしというよりは、故人のご遺体の近くに皆が寄り添い、思い出話を語るために行うことが理由として考えられます。
一昔前のお通夜は、ロウソク、お線香の火を絶やさない様、一晩中、故人をしのび思い出話を語り合うものでした。弔問者はその流れで、翌日の葬儀にも参列していました。
現在では、長時間ともすことのできるろうそくや、渦巻き状のお線香(12時間以上持ちます)がありますので、火を絶やさないようにするための「寝ずの番」までは、あまり必要ではなくなりました。
それと、昨今では式場に宿泊できない場合も往々にしてあります。ですので、故人の思い出を語り合う場としては、通夜振る舞い(お通夜の後の会食の場)の席が、その位置づけとなっているようです。
これらが、喪主の家族しかできない大切な仕事といえるでしょう。
お通夜での仕事のポイント
ご遺族全員で「納棺」に立ち会い、最後のお別れをしましょう。