葬儀で省ける費用、省いてはいけない費用、状況で必要な費用
葬儀で省ける費用、省いてはいけない費用、状況で必要な費用
葬儀に欠かせない物(事)一覧です。
(「形式」「規模」「会場」「地域特性」により異なります。)
基本施行料
この中に、棺、ご遺影の写真、焼香道具など、色々な基本的に必要なものが含まれている場合が多いです。その他、人件費(葬儀担当者)も含まれているケースが多い。
搬送費用
寝台車代の事です。亡くなった場所から安置場所までに搬送する費用のこと。自家用車で搬送することもできますが、その場合は死亡診断書を持っていなければなりません。また、搬送中に体液が漏れることも予想できますので、ご注意ください。
棺(棺桶)
ご遺体の保全には欠くことができません。火葬場では棺桶に入っていないご遺体は火葬を受け付けてくれません。
霊柩車
火葬場までの棺の輸送に使用します。費用を抑えるために寝台車を利用することもできます。昨今特に都市部では、従来型の霊柩車(宮型車)を使用するケースはほとんどないようです。
火葬費
ほぼすべての自治体で、埋葬前の火葬が義務付けられています。一部の都市部を除いては自治体では少額、または無料で行われています。
控室使用料(火葬場)
火葬している間に待つための場所です。現地に来られる方がごく少数の場合では、ロビーの利用も可能。ただし、約10名を超えたら控室の利用がいいでしょう。無料の場合もあります(自治体運営の場合)
骨壺、骨箱(収骨容器)
火葬場で焼きあがったお骨を持ち帰るために必要です。地域によっては、埋葬場所にお骨をそのまま入れるので、移動には骨壺ではなく骨箱(木製)を使用する場合もあります。民間で火葬するケース(民間火葬場を利用)では、その場で骨壺を買わなければならない場合もあります。
ドライアイス
少なくとも10キロのドライアイスが、ご遺体の保全には必要です。ご遺体の大きさ、季節、安置する期間によっても異なります。処置量も含まれるので相場は8,000円~10,000円/10kg程度。
ご遺影写真
一番故人らしい写真を選びましょう。電照額(祭壇用)、ご自宅用、手札の3種類を作ることが一般的です。
状況次第で必要なもの(事)一覧
(「形式」「規模」「会場」「地域特性」により異なります。)
ご遺体安置料
ご遺体を安置施設に預かって貰う場合に必要になります。専用の保冷設備が整っていればベストです。予めご自宅で安置できないことがわかっている場合は、葬儀社にご相談下さい。
式場費
会葬者数、希望の形式によって異なります。相場は地域によってかなり違います。基本、PM3時から翌AM2時までの料金になります。葬儀社によって「会場費無料」とうたっているケースは、そのほかの料金が割高になっている場合も多いのでご注意ください。
マイクロバス
一般的に1度に約20名が移動できるバスです。自家用車での移動も可能ですが、道に迷ったりして、「最後を見送れなかった」というトラブルもありますのでご注意ください。
人件費
規模によって違いますが、大きくなればなるほど、当然人件費がかさみます。家族葬のケースでは最低6名が必要(担当者、司会、生花2名、返礼品、配膳など)
返礼品費
会葬者の交通費分としてお渡しします。都市部ではその代わりに香典返し分として渡すことも多い(お通夜、葬儀当日にお渡し)
看板額
宗家名を書いた案内看板、故人名を書いた看板
外装費
寺葬、公民館葬等、場所により必要な場合があります。最低でも10万円は必要(テント、外飾りなど)ホール葬の場合は必要なし。
内装費
公民館等公共施設を使用するケースでは、室内に貼る幕と、床に敷くカーペットが必要になります。面積次第で10万円位になることも。
通夜料理
会葬者の数に合わせて、オードブル形式で出すのが一般的。お寿司、料理2~3皿を各テーブルが標準。ただし、会葬者が直接料理に箸をつけることが多いので無駄が出ます。最近はビュッフェ形式が多くなりましたので、費用を抑えることにつながります。
告別料理
高価な弁当は食べきれずに残してしまうケースが多いので、最近では、懐石料理が主流となっています。出されたものを食べる事が、故人の「供養」にも繋がるので、食べ残しは出したくないですね。
心付け(こころづけ)
故人を送る仕事に携った方々に必要です。相場は、搬送ドライバー、マイクロバス運転手、火葬場事務所、控室は3,000円、霊柩車、火夫は5,000円。地域にいよっていらない場所もあります。
祭壇費
今は、お花だけを飾る「花祭壇」が主流。白木の祭壇の場合は花飾りが別途必要。