最新版!葬儀のルールとマナー徹底解説

バタバタしている最中、遺影写真はどう選ぶ!?

家族が亡くなり、悲しんでいる間もなく葬儀の準備に取り掛かっていると、葬儀社の担当者から「遺影にする写真はどうされますか?」と尋ねられます。

ここで更に家族みんなでバタバタ慌てることになるのです。

 

遺影写真(いえい)とは?

遺影写真とは、葬儀や、祭壇に故人の写真を飾るものです。
そして、葬儀が終わると遺影写真は部屋に飾られたり、仏壇の近くに飾られ、先祖代々の遺影写真が飾られていることが多いです。

古くは葬儀の際には写真を飾ることはなかったのですが、このような説があります。
① もともと日本では家族の肖像を飾る習慣のなかったが、日清・日露戦争の影響で、戦死した息子の肖像や写真を飾るようになった。
② 明治16年の岩具視の葬儀に、明治天皇の命令の元、絵師によってその模様を絵巻に描かれ、それが葬儀での肖像画の前身になった。
③ 岩手県の寺院では古くは肖像画を奉納される習慣があったとされる。

また、江戸時代の歌舞伎役者などが亡くなったときに訃報と追善の意味をもって作られた絵でした。これが遺影の原型だという研究もあります。(歴史系総合誌「歴博」第151号参照)

写真は何枚選べばいいですか?

1枚に選びきれない場合は2~3枚えらんでも大丈夫です。
複数になった場合は、葬儀で使う用・葬儀後に部屋に飾る用・兄弟などで飾る用にしてもかまわないので、その旨を葬儀社に伝えましょう。

遺影は何年も飾られるので、その人らしい表情が出ているものが望ましいですし、
最近では、朗らかな笑顔の写真が使われるようにもなってきました。

基本は上半身から上が写っている、「故人がある程度アップ」が良いですが、ピントが合っている物を選んでください。
そして、デジタルカメラでの写真だと200万画素数以上・光沢写真ならなお良い遺影写真に仕上がります。

なかなか故人が一人で写っている写真が見つからない

特に男性に多い問題のようですが、笑顔で一人で写っている写真がない場合は多いですよね。
なので、最近では終活の一部として、生前に写真の準備をされる方が増えてきました。

理由は
・自分が亡くなった時に、身内に手間をかけさせたくない。
・不細工な写真を飾ってほしくない
などのはっきりとした理由から生前遺影写真を用意されるようです。

私も毎年、写真館へ行きその年の遺影写真を撮ってもらっています。
最近では、、プロのカメラマンや、メイクアップもセットになった写真撮影のサービスがあり、お手頃価格で撮ってくれるので、自分が気にいっている服を着たり、ペットと一緒に撮ったりすると、とても満足が出来、家族の思い出になりますのでお勧めです。