良い葬儀社をみわける3つの方法・前篇
葬儀を行う際、「こんなはずじゃなかった、料金が予定よりかなりオーバーしてしまった!」などということをよく聞きますが、このようなことが起きる原因はどれも未然に防ぐことが出来ることばかりです。
未然に防ぐには、信頼できる葬儀社を選ぶことが答えなのですが、では、どのような目線で選べばよいのかをご説明いたします。
一般的な葬儀社の選び方
一般的に葬儀社を選ぶ基準ってあまり聞くことがないのですが、参考にもなるので他の人の選ぶ要素を知りたいですよね。
そこで日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」という調査を見つけましたのでご紹介します。
<葬儀の依頼先を決めた理由>
1位 親戚・知人の紹介 (25.1%)
2位 近くにあったから (23.9%)
3位 前に頼んだことがある(22.9%)
4位 冠婚葬祭互助会の会員だから(21%)
5位 広告や看板など (9.3%)
6位 病院の紹介 (8.3%)
7位 農協・生協・漁協の組合員だから (8%)
8位 寺・神社・協会の紹介 (5.6%)
9位 個人が生前に予約をしていたから (5.4%)
10位 電話帳の広告 (4.9%)
11位 地域のやり方で依頼先がきめられている (4.4%)
12位 町内会・自治会などの世話役の紹介 (2.4%)
13位 インターネット (2.2%)
14位 勤務先の紹介 (1.2%)
15位 その他 (4.1%)
この表を見ると、全体的に上位を占めた理由は、知り合いの紹介や、口コミは半分で、残りの半分は何となくとりあえず決めたという感じがみてとれます。
見分け方その1、対応について女性目線で見ることでわかるその葬儀社の特徴
よく葬儀社の良し悪しを見分けるのには、電話や、受付の対応が良心的な印象のところを見ましょうと紹介されていることがありますが、それだけで最後まできちんとお任せできるんでしょうか?少し疑問ですよね。
私がお仕事で関わらせていただいた中で、この葬儀社の方は喪主・喪家・参列者に細かい配慮をされていてとても素晴らしい葬儀社だなと思った事例があります。
それは、喪主さまが葬儀社に電話をされた時に、その担当者は、動揺をしている喪主様に対して急がせることなく、ゆっくり、時には喪主様を慰めながらご要望を聞いていました。その電話対応を聞いていて、自分ならこんな電話対応をされたいと感じたのです。
丁寧に説明してくれたり、笑顔での対応は、サービス業において当たり前ですが、大切な人が亡くなったという大変なときは、心理カウンセラーのように喪主の気持ちを受け止めてくれる、そんな対応ができる「人としてのサービス」を重んじる葬儀社なら信頼できると言っていいでしょう。
つまり、電話対応でも喪主の状態や気持ちを一番に考え、葬儀の進行決めを無理に急がせないというところが一つ目のポイントです。