最新版!葬儀のルールとマナー徹底解説

多くの人が悩む葬儀の案内状文と挨拶の内容

家族や大切な人が亡くなった一報を知らせた際に葬儀のお知らせが出来なかった場合は「会葬案内」式を関係者に出しましょう。
また、葬儀では参列をしてくださった皆さまに向けてお礼の気持ちを込めてご挨拶をします。
形式やかしこまった挨拶は苦手という人が多いのが普通ですので、例題を参考にしていただければと思います。

 

関係者に葬儀の案内をする

通夜と葬儀・告別式の連絡には、電話・ファックス・ハガキで連絡をします。
会葬案内には、逝去したことや通夜・告別式の日時・場所・連絡先・喪主の氏名を明記しますが、基本的には葬儀社が用意してくれます。

ただ、上記以外で記載しておくといい事項は、「神式やキリスト教などで行う場合」「香典や供物を辞退する時」などはその旨を記載しておくことが親切です。

喪主のご挨拶

葬儀で困ると聞くのは、喪主の挨拶で何を喋ればいいのかということです。
このお悩みは本当に多いので、例題文をご紹介しますので参考にしてくださいね。

■出棺の挨拶
出棺に先立ちまして、遺族を代表いたしまして皆さまに一言ご挨拶を申し上げます。
本日はご多用のところ、ご会葬たまわり誠にありがとうございました。
また、出棺にまでお見送りくださり、故人もさぞかし感謝していることと存じます。
亡き母の生前中は、皆さまには大変お世話になりました。
改めてお礼申し上げます。
母はコーラスの仲間との交流を楽しみにしておりました。当時、コーラス仲間の皆様と発表会が近づくといつも「みなさんの足を引っ張らないように練習しなきゃ」と、楽しそうに話していたのを覚えております。
本日は、そのような仲間の皆様にも多数お集まりいただき、母も感謝していることと存じます。
これからの人生、母〇○との思い出を胸に、残された家族で支え合い生きていきたいと思います。故人の生前と同様に変わらぬご指導と、みなさまのお力添えをいただければ幸いに存じます。
出棺に先立ちまして、ひと言ごあいさつを申し上げ、お礼にかえさせていただきます。ありがとうございました。

挨拶のポイント
① 最後まで残って出棺を見送ってくださることに対し、お礼を言う。
② 生前の厚誼に対し、感謝を言う。
③ 故人の生前のエピソードや思い出を伝えるとなお良い。
④ 今後も変わらぬ支援をお願いする。
⑤ 最後のあいさつ。

出棺の場面では、会葬者にとって故人と最後のお別れとなる場なので、しっかりお礼をお伝えできるように、挨拶文は用意しておきたいですね。