最新版!葬儀のルールとマナー徹底解説

危篤の連絡・報告はどうすればいい?

担当医より危篤の連絡!

誰(どの人)まで連絡するの?

病院から危篤の知らせが。すぐに病院に向かうことが大事ですがまず家族(身内)に危篤の連絡が入ったことを知らせましょう。

ここで、誰(どの人)まで連絡を入れればいいか?その時になって迷わない様、あらかじめ家族で決めておく方がいいでしょう。

 

ここで注意点ですが、基本的に実際に病室で看取るのは家族(配偶者、配偶者の子供、孫)だけと考えた方がいいでしょう。それに加えて、本人と仲の良い兄弟姉妹、友人等、
家族と一緒に看取ってもらいたい人にだけ連絡すればいいでしょう。

 

「あの人に教えた方がいいかな」「あの人は連絡しなくていいよね」とか悩んでいれば、病院に向かうのがどんどん遅くなりますし、病室に何十人も入れば大切な家族との最後の別れを静かに過ごせません。たとえ親族どいえども、安易に遠くに住んでいる方に知らせたりすると、迷惑をかけることにもなりかねないので注意が必要です。

 

私の祖父が亡くなった際に実際あったことなのですが、岐阜に住む叔父に連絡してやっと駆けつけてくれて、どうにか看取りに間に合ったのはよかったのですが、お通夜まで1週間の間があり一度岐阜に飛行機で帰り、また、お通夜に戻ってくるということになってしまいました。その時家族で反省したのですが、やはりお金と往復の手間を考えたら、本当に親しい親族・知人以外には、お通夜、葬儀の日程がはっきり決まってから連絡した方がいいかもしれませんね。

 

親しい親族・知人への連絡がすんだら病院に急ぐことになりますが、焦ってオロオロするあまり、病院へ向かう途中で事故を起こしてしまうケースも少なくないようです。時間的に看取れないとわかったら、慌てず、焦らず、落ち着いて行動するように心がけましょう。

 

 

自宅での危篤の時には?

一昔前と違い、2017年の現在、亡くなる方の80%以上が病院で最後の時を迎えます。
その次に多いのが「自宅」です。
ちなみに、私の祖父も自宅で臨終を迎えました。

しかし、病院とは異なり「自宅で最期を看取るために療養している」ケースと、「昨日までは元気だったのに突然危篤状態になる」ケースとでは、危篤の対処が全く違います。

まず、自宅療養後危篤になった場合ですが、容体が悪化したらすぐに主治医に連絡を取り来ていただきましょう。休診日ですぐに主治医に連絡がつかない場合は、最寄りの救急病院に電話をしてください。

この時、明らかに呼吸が止まり、心臓も停止している状態でも、死因がわからない状態なので、医師から死因を特定してもらいます。それまではご遺体を動かさないでください。後々で面倒なことにならない様くれぐれも注意しましょう。

「自宅で最期を看取るために療養している」ケースの場合は、いつか必ず訪れる「その時」にどういう行動をすればいいのか、主治医、家族と話し合っておきましょう。

また「突然危篤状態になる」ケースですが、突然何らかの病気が原因で昏睡状態になったときは、119番に連絡をしてください。そして、慌てず、現状を報告し指示を仰ぎましょう。救急車が必要になることもあるでしょう。慌てる気持ちもわかりますが、緊急を要しますので、まず119番への連絡を最優先にしてください。

外出時に倒れたり、事故にあったケースでも119番通報を優先的にしましょう。

また、「誰もいない場所での死」「孤独死」など場合もあります。このケースでは必ず警察よる検視も入りますので特に注意が必要です。

 

危篤の連絡・報告ポイント

危篤の知らせは家族と本人と親しい親族・友人のみに。

自宅療養時の危篤は容体が悪化したら急いで主治医に連絡。