法要をしなくちゃいけないのは分かる。けど、具体的にどうすれば?
故人のお葬式を行うのは喪主ですよね。では葬儀後は誰が法要を行なわなければいけないのでしょうか?
法要は区切りとなる日に、身内や親しい人たちが集まって、故人の冥福と霊をなぐさめる儀式です。
なので、絶対にしなくてはいけないものでもありません。
ただ、法要は故人の霊を慰めるだけではなく、身内や親戚などの気持ちを慰める良い機会だという機会でもありますので、できれば行ったほうがいいのかなとも思います。
そして、法要は施主となる人が行うのですが、本来は誰が施主になってもかまいません。ただ、承継者ではない方が法要を行うことを認めていないお寺が多いことも事実です。
年忌法要について
年忌法要は、故人の命日に行う法要を指します。
<一覧>
一周忌(死後1年目)
三回忌(死後2年目)
七回忌(死後6年目)
十三回忌(死後12年目)
十七回忌(死後16年目)
二十三回忌(死後22年目)
二十七回忌(死後26年目)
三十三回忌(死後32年目)
三十七回忌(死後36年目)
四十三回忌(死後42年目)
五十回忌(死後49年目)
一般的には、三十三回忌か、五十回忌で弔い上げをして、法要を終わりにしますが、昨今では十三回忌や二十三回忌で弔い上げするなど、減少傾向にあります。
法要で渡すお布施について(見出し)
施主は法要の前にお布施などの準備をします。
お布施の相場・・・30.000円~
法要の際のお布施または御経料は一般的的には上記の金額ですが、心配な場合は法要の予約をする際にお寺で金額の確認をしてください。
お車代の相場・・・5.000円~
僧侶が自ら車やバイクを運転してお越しくださった場合は上記の金額ですが、タクシーを手配する場合は施主がタクシー会社へ実費を支払うこともあります。
御膳料の相場・・・5.000円~
会食を用意したけれど、僧侶の都合で辞退した場合などに用意します。
法要での服装
一周忌までは、喪服で三回忌以降は、黒色・グレー・紺色などのスーツやワンピースなどが一般的で、靴下・ストッキング・靴・バッグは黒色を使用します。
それ以降の法要では地味な平服でもかまいませんが、施主側が参列者よりもくだけた服装にならないように気を付けましょう。
また、施主側が平服の場合は、案内状に「平服でお越しください」とひとことふれておくと親切です。
法要に行く際の香典は、地域によってや親戚間の考え方などによっても違いますが目安として、1人10.000円~ が一般的のようです。(会食代やお返しを考慮して)
しかし、故人との関係によっても金額はかわるでしょうから、事前にまわりのひとに相談しておくのが無難でしょう。
また、法要に招かれた方が独り身であったり、高齢だったりという理由で香典を控えめな金額にされる場合もあります。
まとめ
法要は無理なく行うのが大切ですが、故人を偲ぶ良い機会でもあるということを理解していただけたらと思います。