最新版!葬儀のルールとマナー徹底解説

葬儀の日程をどのように選ぶのか

葬儀社を頼むと先ず段取りの進める過程で必要となる日程を決めなければいけません。
葬儀では記念日などと違い、風習やしきたりを重んずるので、しっかり意識していきたいものです。

 

葬儀に向いていない日程はありますか?

先ず、日程は僧侶・神官・牧師・神父などの宗教者の都合に合わせることが1番になります。
そして、葬儀者の担当者にアドバイスをもらいながら、通夜と葬儀の詳細を決めていきます。

そんな中でよく耳にするのが「友引」という日には葬儀を避けるという傾向ですが、これは暦注といわれる、中国の暦に記載される日時や方位の吉凶など、その日の運勢を表し、「六曜」と呼ばれる暦注のひとつです。日本においても古くから伝わり、現在ではカレンダーにも記載されているほど一般的で、人々の気にするところであります。

「六曜」
友引・・・元々は、勝負事をしても引き分けになる日という意味であったが、現在では凶事に友を引くという意味として使われています。

昔から、火葬場は友引きには休業することが決まりでしたが、最近では家族のスケジュールの関係や、六曜を気にされない方が増えているため、友引でも火葬をするところが増えています。

大安・・・大いに安しという意味があり、何をしてもうまくとされています。
仏滅・・・仏も滅するような大凶日という意味で、何をしても最悪な日とされています。
先勝・・・先ずれば即ち喝という意味があり、急げば急ぐほど良い日とされていますが、午前中は吉だが午後2時から6時までは凶です。
先負・・・先んずれば即負けるという意味があり、この日は急いで何かをきめたり、行うことを避け平静に過ごすのがよいとされています。
赤口・・・羅殺神が支配する日とされており、不吉な日という意味です。この日は厄日とされていますが、午前11時から午後1時までは吉とされています。

 

一般的な通夜の日程

一般的には死亡をした当日の夜に仮通夜を行い、翌日に弔問客を迎えての本通夜、その翌々日に葬儀(告別式)を行うことが多いのですが、現在では多忙な家族の都合や親類が遠方であるため、葬儀全体の簡略化に伴い、死亡当日に納棺・通夜を行い、翌日に葬儀(告別式)が行われるケースが増えてきています。

また、特例にはなりますが、斎場の予約ができずに日程がずれてしまうこともまれにありますし、地域によっては、葬儀(告別式)の前に火葬を行い、遺葬といわれる遺骨によって葬儀を行うところもあります。