最新版!葬儀のルールとマナー徹底解説

葬儀費用を安く(予算以内で)収める方法

葬儀費用を必要なものを省かず予算枠で納めるポイント

あなたが、事前相談、知人からの紹介などで、「信頼できる担当者」を見つけることが出来れば、理想とするお葬式が実現するように、あらゆる知恵、方法を使って、提案してくれることでしょう。

また、裏技ではないのですが、これからお話しするほんの少しの「コツ」を押さえておけば、比較的容易に予算枠に収めることができます。

 

 第一に押さえておきたいポイントは、少なめに見積もりを出してもらうことです。

最近増えてきている小規模な「家族葬」のケースでは、会葬者(参列者)の数を、想定よりも少しだけ少なめに見積もりを出してもらうことです。

例えば、会葬者が100人と見積もっていたのに、ふたを開けると、50人だったケースでは、準備の関係上、差額分の出費はどうしても避けることができません。想定で会葬者が多い場合は、それなりに大きいホールを使用しなければならなくなり、その使用料も高くなります。

また、多数の会葬者が見込める場合は、法要の料理や供花にしても、それ相当の数を揃えておかなければなりません。

逆に、50人と想定よりも少なめに見積もっておけば、当日70人くらいになったとしても、容易に対応してくれるでしょう。もし仮に、2倍の会葬者になったと仮定しても、あなたが選んだ「信頼のおける担当者」なら、余裕で対応してくれるはずです。

「何人参列するか当日になってからじゃないとわからない」という方もいると思います。でもご安心ください。私の経験上のある基準があります。それは、「親戚の数プラス10人」です。

あなたの親せきと仲の良い友人、知人はに対してはとりあえず着席してもらい、尚且つ、想定を上回る会葬者が来られた場合は、その方達には立って頂くという方法です。

このケースは、あくまでも「会葬者が想定を超えて多く来られた」場合ですので、特に親しい方たちに対しては、これといって失礼に当たるわけでもないので、ご安心ください。

 

 第二のポイントは、「なくてはならない費用を把握する」ことです。

後ほど一覧で詳しく掲載しますが、一般的な葬儀を行う上では必ずと言っていいほど必要なことばかりです。また、その一覧は「スタイル」や「葬儀の規模」、また葬儀会場によって異なりますので、「何が本当に必要で何がいらないか?」検討すべき費用になります。

ご自身が執り行う葬儀のケースに合わせて取捨選択し、想定する会葬者の数と共に見積書を作ってもらえば、最もシンプルな形でもこの位の費用は掛かるという、叩き台的な数字が見えてくるものです。

 

 第三のポイントは、一番最後に祭壇を決めることです。

ご存知かもしれませんが、祭壇の価格には驚くほどの幅があります。もう、ホントに何を基準に決めているのかがわからないほどピンからキリまであります。

下は10万円台からありますが、上を見たらきりがありません。何百万円という価格のものもあります。

なので、必要なものがすべて出そろった最後の段階で、「最後に調整するための枠」くらいの感覚で決めるやり方がベストな方法です。

以上、ほんの「チョットしたコツ」をポイントとして押さえておけば、予算の相談もスムーズに進めますし、無駄な費用も省けるため、結果として予算に近い金額に収めることが出来る筈です。

 

※実質負担は会葬者の数だけでは決まらない

もし、葬儀にかける費用はあまり捻出できない場合は「うちは家族葬で十分」というお話をよく耳にします。果たして本当にそうでしょうか?

実は、実質的な負担額で考えると、最も割高になるのは家族葬なのです。(香典分も考慮に入れて)家族葬の場合、会葬者のほとんどが親族です。親族の場合、お通夜、葬儀、告別式とその後のお斎(なおらい)の食事まで、すべての行事に参列します。通常規模の一般葬の場合は、多くの方が、ご焼香とご挨拶のみで帰られます。

なので、一般的な家族葬と一般葬を比較すると、香典、返礼品、通夜料理、精進落としまですべてを差し引きした場合は、会葬者の多い一般葬の方が断然負担額が少なくて済みます。

ですので、費用負担を少なくしたいなら、会葬者の数だけで決まらないということも、頭の片隅に入れておいてください。

 

葬儀費用を安く(予算以内で)収める方法のポイント

キーワードは「見積もりの順番」

「葬儀に必要不可欠な費用」と「調整可能な費用」を把握する